ヘレボの新芽です。
展開した新芽がチリチリして、なんだか様子が変だなーと。
葉っぱの裏側を見てみました。
一部が真っ黒に変色しています。
これは…もしかして…ブラックデスというヤツですか???
ブラックデスは治療法がなく他の株に移るから即廃棄しないといけないという話は知っているので、見たときはショックでした。バラのガンシュを発見した時と同じ気持ち。
でも、なんとなく引っかかるものがあっていろいろ調べてみると、ヘレボのプロの方が「薬害でもブラックデスや他の病害と似たような症状が現れることがある」と書いておられる記事がありました。それなら大いに心当たりがあるぞー、と…。
ちょうど、この株の芽出しの時期に、重度の灰色かび病に罹ったピンクニゲル(残念ながら結局枯れてしまいました)を救おうと躍起になって殺菌剤を散布していたのです。ピンクニゲルだけでなく、他のヘレボにも。予防的に、満遍なく、何度も。
当然殺菌剤の濃度と散布の回数は規定通りにしましたが、それでも薬害と思われる症状が出てしまいました。
この株は動き始めたポチ芽の先端が黒く潰れてしまいました。(結局このまま枯れてしまった…薬害怖いです)
この株の葉の変色と萎れも多分薬害によるものと思われます。
というわけで、先程のブラックデス疑惑の株も、薬害かもしれません。
念のため他の鉢から隔離しつつ、少し様子を見ることにしました。症状が進むようなら廃棄します。
その後 ブラックデス…ではないかも?
ブラックデス疑惑のヘレボですが、その後、無事につぼみが上がっています。
ご覧の通り、右側に見えている枯れかけた葉っぱ以外はきれいな状態です。
枯れかけた葉の裏側、現在はこんな感じで。
ブラックデスかと思われた黒い染み模様はそのままですが、広がる様子はありません。
やはり殺菌剤散布による薬害だったようです。
もうしばらく他のヘレボからは隔離して様子をみますが、なんとなく大丈夫そうな気がします。