去年の秋頃から体調を崩しがちな愛犬Pちゃん17歳。こんどは膵炎と高脂血症に罹りました。
先月に入ってから、ヨーグルトやリンゴのしぼり汁（要するに液体のもの）以外のゴハンをほとんど食べず、軟便と1日2回以上嘔吐するようになったので心配で病院に行きました。
診断結果は「膵炎」。
それから5日間、点滴と注射のため毎日通院。5日目の血液検査で「高脂血症」にも罹っていることが判明。
現在は自宅で投薬治療を続けています。
膵炎と高脂血症の治療で最も大事なこととして獣医さんから指導されたのは、「とにかく低脂肪の食事を心がけること」。これには飼い主非常に困りました。なぜなら、Pちゃんは14歳ごろから今まで、ほとんど手作りご飯かフレッシュフード、ごくたまにAATUのチキン（ドッグフード）ぐらいしか食べない子になってしまったから。
こんな偏食な子が、どうすれば低脂肪のごはんを食べてくれるのか…と途方に暮れつつ、目についた療法食や低脂肪のドッグフードをいろいろ取り寄せて片っ端から味見してもらいました。
結果、ロイヤルカナンの「消化器サポート 低脂肪 ウェット 缶」に落ち着きそうな感じです。これが一番食いつきも便の状態も良く、吐き戻しもありませんでした。
（多分栄養に偏りのある）わたしの手作りゴハンと違ってきちんと栄養管理された市販のフードを食べられるようになってよかったです。飽きっぽいPのことだから、いつまで続くか分からないのが不安だけど。
ちなみに、高脂血症の主な原因の一つは脂肪分の多い食事（ほか遺伝的要素や別の病気の影響など）だそう。
Pの場合、主食の豚ひき肉ハンバーグ（脂肪分が多くNG）のほか、多い時は5～6種類の薬やサプリをバレずに飲ませるためにたくさん使っていた投薬補助剤の脂質が意外と多くて…
こうなる前は全く意識していなかったのですが、なんとまぁ脂質の多いこと。ショックです。
- チーズだよ！プレーン 脂質28.5％以上
- おくすりちょーだい 脂質31.5％
上記の投薬補助剤（チーズはおやつか…）は、お薬を飲ませるのに非常に有効だったんですが、ちょっと多くやりすぎましたね。薬やサプリを錠剤のまま与えるとバレて絶対に受け付けないので、全部粉にして「おくすりちょーだい」で練ったものを更にチーズで包む、という与え方を何年も続けていたわけですから。もともと膵臓も肝臓も丈夫ではないであろうPにはかえって負担になっていたのではないでしょうか。いまさら反省しても遅いけど。
現在はアンチノールプラス（これは続けた方が良いと獣医さんに言われました）以外のサプリは全部やめて、薬は3種類（てんかん、高脂血症、膵炎）ありますが、前述のロイヤルカナンのウェットフードで作ったおだんごの中に仕込んでなんとか食べてもらっています。
