完熟イチジクを夢見て…挫折寸前?

果樹

日照も温度も足りていないと思われる我が家のベランダでイチジク栽培するのは無謀な挑戦かもしれない…という涙の栽培記録です。

実がつくの遅すぎでしょ!(8/13)

待てど暮らせど実がつかないイチジクに業を煮やしたわたし。
枝の先端を摘めば木の生長より実の方にエネルギーを注いでくれないかしら…と、やけくそで摘心したのは今月初めのことでした。

結果は… 

新しい葉芽が展開しただけでした。撃沈!

よーく見ると実になりそうなぽちっとしたものもありますが。

これ食べられるようになるの?いま8月だよ?無理じゃん??

実が少し大きくなった(9/2)

実がピンポン玉よりちょっと小さいぐらいの大きさにまで育ってきました。
ちょっと期待しちゃうぞー 

実の生長が止まった(10/13)

ピンポン玉より小さいぐらいの大きさから全く動きがありません。このまま終わってしまうのでしょうか。

ダメもとでオイリングしたら…(10/27)

去年、成熟が止まったイチジクの実にオイリング処理をしたら食べられるくらいになったことを思い出し、ダメもとでオイリングしてみました。

オイリングとは

イチジクの実を通常より7~10日ほど早く成熟させる方法。
果実の先端のヘソみたいな穴の部分に植物油をスポイトなどで1滴垂らします。
私は綿棒の先にオリーブオイルをつけて穴にちょんちょんと軽く塗っています。

結果は… 

ちょっと大きくなってる!

ちなみに最近の最低気温は一桁。完熟が先か落葉が先かっていう気温になってきました。
期待半分、諦め半分という気持ちで見守っています。

奇跡!食べ頃になったかも?(11/3)

カチカチだったイチジクにオイリング処理をしてから3週間経ちました。

実の大きさは相変わらずピンポン玉大ですが、首が曲がって下を向いて、触ると少し柔らかいです。
もしかして熟してきた?うれしい!あと数日待ってから収穫しよう。

なんとか食べることができました(11/6)

イチジクの果皮にシワが入り、手で触るとぽろっと取れました。めでたく収穫!です。

さっそく試食します。

品種は Blanche d’Argenteuil

重さは20g、結局ピンポン玉大のままでした。イチジクにしてはとても小さいです。
オイリングして無理矢理成熟を早めたからかもしれません。
味の方はというと、ねっとり濃厚で甘くておいしかったです。
果皮のざらつきもそんなに気にならず、皮ごと食べられました。

イチジクは場所ばっかりとって全然実がつかないから今年で引退しようと思っていたんですが…
おいしい実を食べると気持ちが揺らぎます。