大規模修繕期間中、ベランダで育てていた植物を室内で管理することになりました。
経過と顛末を綴ります。
なんちゃってサンルーム
大規模修繕中、マンションの中庭には鉢置き場が設けられており、ベランダの鉢植えを屋外で管理できるようにしてくれています。
ですが、
- 盗難が心配
- 毎日水やりに行くのが大変
- 病気や虫にやられそう
…などなど、理由をつけて結局ほとんどの鉢を室内に置くことにしました。(一部は花友さんに預かってもらっていますが)
というわけで、窓際に「なんちゃってサンルーム」を作りました。
室内に取り込んだ植物に少しでも光が当たるよう、窓際にガーデンラックを設置しました。蒸れ予防にダイソンの扇風機を常時回しています。
天井からレースのカーテンを垂らして室内と仕切っています。もちろん外からの目隠しも兼ねています。
もともと日当たりはあまりよくないベランダとはいえ、屋内の明るさとは雲泥の差があることは予想がつくので、どれだけの植物が生き残れるか怪しいところですが…
早くも日照不足の影響が
ベランダの植物を屋内退避させてから1週間が経ちました。
まだたったの1週間、なのに早くも日照不足の影響が出ています。
まず最初にネメシアが枯れ(写真を撮る前に処分済)、次にクローバーが枯れて廃棄
タイムも葉っぱがしなしなになって下を向き、枯れてきたので廃棄
次はまだ枯れてないけどヤバそうなやつ、宿根ビオラ
こちらのリーフ(名前失念)も葉色が薄くなってきた
大株だった大切なエロディウム。葉っぱが黄色く枯れてきました。こちらは花友さんに再生を託しました。
老木ローズマリーから取った挿し木苗も、ヒョロヒョロと徒長して葉っぱが丸くカールしてきました。
これも花友さんちに置かせてもらいました。
半日陰で日当たりが悪いベランダでも、室内の窓際よりは数万倍マシなんだなぁ…
このままでは日照を好む草花の室内栽培は諦めざるを得ないようです。
植物育成ライトが欲しいんですが、LED照明の種類によっては愛犬のてんかん発作を誘発してしまうので、なかなか購入に踏み切れずにいます。
鉢棚をちょこっと模様替え
大規模修繕で鉢植えを室内に取り込むようになってから2週間ほど経ちました。
たった2週間で、既に5鉢が弱って枯れてしまいました。悲しいけれど、植物にとっていかに日照が大事かがよく分かりました。
枯れた植物たちを処分して、なんちゃってサンルームの棚に余裕ができたので、使いやすく模様替えしました。
中段の棚板を抜いたら、大きめの鉢を出し入れしやすくなりました。
室内栽培の限界突破に挑む
大規模修繕でベランダの植物を室内に取り込んでから1ヶ月。
何とか屋外の環境に少しでも近づけたくて、「なんちゃってサンルーム」を作ってみたり、日照不足のストレスに強くなるといわれている「ペンタガーデンPRO」という液肥を定期的に潅水したりと、いろいろ頑張ってみたけど、状況は悪くなる一方です。
クレマチスとバラは株自体にまだ養分が蓄えられているのか、弱りながらも生きています。
ヘレボルスだけは今のところ全部生き残っています。日陰に強い植物はいいですね。
室内栽培の限界を感じながらも、やっぱり諦めきれなくて(往生際が悪い性格なんです…)、もう少し悪あがき(?)してみることに。
まずは、ペンタガーデンの潅水はあまり効果が見られないので葉面散布に切り替え(その方が即効性があるとのこと)、毎日スプレーすることにしました。
それから…
植物育成LEDライトを設置しました。
アームが3本あり、ライトの向きを替えられるので照射場所の自由度が高いです。
光はギラギラというよりほんわりした感じです。
Amazonで買った中国か台湾メーカーの安い商品なので、能書き通りの効果があるかどうかはちょっと分かりません(汗
我が家の愛犬はLEDの種類によってはてんかんの発作が出てしまうのですが、こちらには反応しませんでした。とはいえ、直接目に光が入ることのないよう、角度を工夫したり、カーテンを閉めて室内に直射光が当たらないようにしています。
さて、効果は出るでしょうか…出てほしい!
植物育成用ライトを設置しから1ヶ月が経ちました。
効果のほどは…
まず、草花には全く効果なかったですね。瀕死のオダマキ以外、ほとんど全滅しました。
バラへの効果は微妙です。
新芽が伸びることもなく沈黙したままですが、枯れてはいません。
クレマチスには、まぁまぁ効果があるかも?葉色は薄いながらも、新芽が伸びています。
やはりライトの値段なりなのか、期待したほどの効果はありませんでした。
もっと高出力で高価な製品なら、結果は違っていたかもしれません。
バラもクレマチスもハダニで枯れそう
ベランダ使用許可が出たので、植物を外に出しました。
バラは、今こんな状態です(涙)
植物を家に取り込む前に殺ダニ剤を散布したのですが、生き残っていたのですね…
家の中でじわじわ広がり、全部の株がやられました。枝枯れも発生しています。
日照不足でそろそろ限界みたい。半分諦めてます。
バラのハダニがクレマチスにも移ってしまい、いつの間にか葉っぱがハダニまみれに…とても退治しきれないのでいったん剪定しました。
枯れるかも…
大規模修繕が終わり、生き残った植物は
いろいろあって、当初の予定より数か月遅れでようやくベランダの修繕作業が終わり、植物たちをお外に開放してあげました。
修繕開始時、4段のスチールラック2台分もあったベランダの植物は…
時間が許す限り外に出したりライトを当てたり頑張りましたが、努力もむなしくここまで減りました。
脱力…
もう二度と手に入らない、貴重な品種は全滅しました。ほんと泣けるー
というわけで、大規模修繕を乗り切った管理人が出した結論は…
大事な植物は信頼できる人や場所に預ける等、屋外で管理することを強くお勧めします。
さて、ここからはベランダガーデンの再生作業に入ります。
納戸にしまってある大量の荷物を元に戻すところから、ぼちぼち始めます。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
- 完 -